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目の見えない少年

2月 14, 2012

 アメリカの、とある地方に野球観戦の大好きな、でも、目の見えない少年がいました。 
   少年は大リーグ屈指のスラッガーである選手にあこがれています。少年はその選手へファンレターをつづりました。

   「ぼくは、めがみえません。でも、毎日あなたのホームランをたのしみにしています。
   しゅじゅつをすれば見えるようになるのですが、こわくてたまりません。
   あなたのようなつよいこころがほしい。ぼくのヒーローへ。」

   少年のことがマスコミの目にとまり、二人の対面が実現することになりました。
   カメラのフラッシュの中、ヒーローと少年はこう約束します。
   今度の試合でホームランを放てば、少年は勇気をもって手術に臨む、と。

   そして、その試合、ヒーローの最後の打席。2ストライク3ボール。テレビや新聞を見た多くのファンが、スタジアムで
   固唾をのんで見守り、少年自身も、テレビの中継を祈る思いで聞いています。

   ピッチャーが投げた最後のボールは・・・、大きな空振りとともに、キャッチャーミットに突き刺さりました。
   全米から大きな溜め息が漏れようとした、その時、スタジアムの実況が、こう伝えました。

   「ホームラン! 月にまで届きそうな、大きな大きなホームランです!」

田中佑輝

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From → 感動

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